< コリント人への手紙第一 4 >
1 第四項 パウロ自己の弁解 然れば人は宜しく、我等をキリストの僕、神の奥義の分配者と思ふべし。
人應當以我們為基督的執事,為上帝奧祕事的管家。
3 我は汝等により、或は人の裁判によりて是非せらるることを、聊も意と為ず、又自ら是非する事をも為ざるなり。
我被你們論斷,或被別人論斷,我都以為極小的事;連我自己也不論斷自己。
4 蓋良心に何の咎むる事はなけれども、之に由りて義とせらるるには非ず、我を是非し給ふ者は主なり。
我雖不覺得自己有錯,卻也不能因此得以稱義;但判斷我的乃是主。
5 然れば汝等主の來り給ふ迄は、時に先ちて是非すること勿れ、主は暗夜の隠れたる所をを照らし、心の謀を發き給ふべし、其時面々に神より誉を得ん。
所以,時候未到,甚麼都不要論斷,只等主來,他要照出暗中的隱情,顯明人心的意念。那時,各人要從上帝那裏得着稱讚。
6 兄弟等よ、我が是等の事を、我とアポルロとに引當てて云ひしは、是汝等の為、即ち我等の例を以て、録されたる以外に、一人を揚げ一人を蔑げて誇らざらん事を汝等に學ばしめん為なり。
弟兄們,我為你們的緣故,拿這些事轉比自己和亞波羅,叫你們效法我們不可過於聖經所記,免得你們自高自大,貴重這個,輕看那個。
7 蓋汝を差別する者は誰ぞや、汝の有てる物にして、貰はざりし物は何かある、貰ひしならば、何ぞ貰はざりしが如くに誇るや。
使你與人不同的是誰呢?你有甚麼不是領受的呢?若是領受的,為何自誇,彷彿不是領受的呢?
8 汝等既に飽足れり、既に富めり、我等を措きて王となれり。然り汝等王たれかし、然らば我等も汝等と共に王たるを得ん。
你們已經飽足了!已經豐富了!不用我們,自己就作王了!我願意你們果真作王,叫我們也得與你們一同作王。
9 蓋我想ふに、神は使徒たる我等を、後の者、死に定まりたる者として見せ給へり。即ち我等は全世界、天使等にも人間にも観物とせられたるなり。
我想上帝把我們使徒明明列在末後,好像定死罪的囚犯;因為我們成了一臺戲,給世人和天使觀看。
10 我等はキリストの為に愚者なるに、汝等はキリストに於て智者なり、我等は弱くして汝等は強く、汝等は尊くして我等は卑し。
我們為基督的緣故算是愚拙的,你們在基督裏倒是聰明的;我們軟弱,你們倒強壯;你們有榮耀,我們倒被藐視。
11 今の時に至る迄も、我等は飢ゑ、又渇き、又素肌なり、又頬を打たれ、又定まれる住所なく、
直到如今,我們還是又飢又渴,又赤身露體,又挨打,又沒有一定的住處,
12 又手業を営みて勞し、詛はれては祝し、迫害せられては忍び、
並且勞苦,親手做工。被人咒罵,我們就祝福;被人逼迫,我們就忍受;
13 罵られては祈り、今に至る迄も世の芥、衆人の捨物の如くになれり。
被人毀謗,我們就善勸。直到如今,人還把我們看作世界上的污穢,萬物中的渣滓。
14 我が斯く書記せるは、汝等を辱めんとには非ず、唯我至愛なる子として誡むるのみ。
我寫這話,不是叫你們羞愧,乃是警戒你們,好像我所親愛的兒女一樣。
15 蓋汝等キリストに於て、師は一萬ありとも父は數多からず、其は福音を以て汝等をキリスト、イエズスに生みたるは我なればなり。
你們學基督的,師傅雖有一萬,為父的卻是不多,因我在基督耶穌裏用福音生了你們。
16 故に我汝等に希ふ、(我がキリストに倣へる如く)汝等も我に倣へ。
所以,我求你們效法我。
17 我は之が為に、主に於て忠實なる我至愛の子チモテオを汝等に遣はしたるが、彼はキリスト、イエズスに於る我道、即ち至る處の各教會に我が教ふる所を、汝等に思出さしめん。
因此我已打發提摩太到你們那裏去。他在主裏面,是我所親愛、有忠心的兒子。他必提醒你們,記念我在基督裏怎樣行事,在各處各教會中怎樣教導人。
19 主の思召ならば、我は速に汝等に至り、誇れる人々の言を措きて其實力を知らんとす。
然而,主若許我,我必快到你們那裏去,並且我所要知道的,不是那些自高自大之人的言語,乃是他們的權能。
20 是神の國は言にあるに非ずして實力にあればなり。
因為上帝的國不在乎言語,乃在乎權能。
21 汝等は敦をか望める、我が鞭を以て汝等に至らん事か、将愛と温和の心とを以て至らん事か。
你們願意怎麼樣呢?是願意我帶着刑杖到你們那裏去呢?還是要我存慈愛溫柔的心呢?