< ヨブ 記 22 >
2 人神を益する事をえんや 智人も唯みづから益する而已なるぞかし
人岂能使 神有益呢? 智慧人但能有益于己。
3 なんぢ義かるとも全能者に何の歡喜かあらん なんぢ行爲を全たふするとも彼に何の利益かあらん
你为人公义,岂叫全能者喜悦呢? 你行为完全,岂能使他得利呢?
4 彼汝の畏懼の故によりて汝を責め汝を鞫きたまはんや
岂是因你敬畏他 就责备你、审判你吗?
5 なんぢの惡大なるにあらずや 汝の罪はきはまり無し
你的罪恶岂不是大吗? 你的罪孽也没有穷尽;
6 即はち汝は故なくその兄弟の物を抑へて質となし 裸なる者の衣服を剥て取り
因你无故强取弟兄的物为当头, 剥去贫寒人的衣服。
7 渇く者に水を與へて飮しめず 饑る者に食物を施こさず
困乏的人,你没有给他水喝; 饥饿的人,你没有给他食物。
9 なんぢは寡婦に手を空しうして去しむ 孤子の腕は折る
你打发寡妇空手回去, 折断孤儿的膀臂。
10 是をもて網羅なんぢを環り 畏懼にはかに汝を擾す
因此,有网罗环绕你, 有恐惧忽然使你惊惶;
11 なんぢ黑暗を見ずや 洪水のなんぢを覆ふを見ずや
或有黑暗蒙蔽你, 并有洪水淹没你。
12 神は天の高に在すならずや 星辰の巓ああ如何に高きぞや
神岂不是在高天吗? 你看星宿何其高呢!
13 是によりて汝は言ふ 神なにをか知しめさん 豈よく黑雲の中より審判するを得たまはんや
你说: 神知道什么? 他岂能看透幽暗施行审判呢?
14 濃雲かれを蔽へば彼は見たまふ所なし 唯天の蒼穹を歩みたまふ
密云将他遮盖,使他不能看见; 他周游穹苍。
15 なんぢ古昔の世の道を行なはんとするや 是あしき人の踐たりし者ならずや
你要依从上古的道吗? 这道是恶人所行的。
16 彼等は時いまだ至らざるに打絶れ その根基は大水に押流されたり
他们未到死期,忽然除灭; 根基毁坏,好像被江河冲去。
17 彼ら神に言けらく我儕を離れたまへ 全能者われらのために何を爲ことを得んと
他们向 神说:离开我们吧! 又说:全能者能把我们怎么样呢?
18 しかるに彼は却つて佳物を彼らの家に盈したまへり 但し惡人の計畫は我に與する所にあらず
哪知 神以美物充满他们的房屋; 但恶人所谋定的离我好远。
20 曰く我らの仇は誠に滅ぼされ 其盈餘れる物は火にて焚つくさる
说:那起来攻击我们的果然被剪除, 其余的都被火烧灭。
21 請ふ汝神と和らぎて平安を得よ 然らば福祿なんぢに來らん
你要认识 神,就得平安; 福气也必临到你。
22 請ふかれの口より敎晦を受け その言語をなんぢの心に藏めよ
你当领受他口中的教训, 将他的言语存在心里。
23 なんぢもし全能者に歸向り且なんぢの家より惡を除き去ば 汝の身再び興されん
你若归向全能者,从你帐棚中远除不义, 就必得建立。
24 なんぢの寳を土の上に置き オフルの黄金を谿河の石の中に置け
要将你的珍宝丢在尘土里, 将俄斐的黄金丢在溪河石头之间;
25 然れば全能者なんぢの寳となり汝のために白銀となりたまふべし
全能者就必为你的珍宝, 作你的宝银。
26 而してなんぢは又全能者を喜び且神にむかひて面をあげん
你就要以全能者为喜乐, 向 神仰起脸来。
27 なんぢ彼に祈らば彼なんぢに聽たまはん 而して汝その誓願をつくのひ果さん
你要祷告他,他就听你; 你也要还你的愿。
28 なんぢ事を爲んと定めなばその事なんぢに成ん 汝の道には光照ん
你定意要做何事,必然给你成就; 亮光也必照耀你的路。
29 其卑く降る時は汝いふ昇る哉と 彼は謙遜者を拯ひたまふべし
人使你降卑,你仍可说:必得高升; 谦卑的人, 神必然拯救。
30 かれは罪なきに非ざる者をも拯ひたまはん 汝の手の潔淨によりて斯る者も拯はるべし
人非无辜, 神且要搭救他; 他因你手中清洁,必蒙拯救。