< 傳道書 1 >
伝道者は言う、空の空、空の空、いっさいは空である。
日の下で人が労するすべての労苦は、その身になんの益があるか。
風は南に吹き、また転じて、北に向かい、めぐりにめぐって、またそのめぐる所に帰る。
7 江河流入大海,大海總不滿溢;江河仍向所往之處,川流不息。
川はみな、海に流れ入る、しかし海は満ちることがない。川はその出てきた所にまた帰って行く。
8 萬事皆辛勞,無人能盡言:眼看,看不夠;耳聽,聽不飽。
すべての事は人をうみ疲れさせる、人はこれを言いつくすことができない。目は見ることに飽きることがなく、耳は聞くことに満足することがない。
9 往昔所有的,將來會再有;昔日所行的,將來會再行;太陽之下決無新事。
先にあったことは、また後にもある、先になされた事は、また後にもなされる。日の下には新しいものはない。
10 若有人指著某事說:「看,這是新事。」豈不知在我們以前早就有過。
「見よ、これは新しいものだ」と言われるものがあるか、それはわれわれの前にあった世々に、すでにあったものである。
11 只是對往者,沒有人去追憶;同樣,對來者,也不會為後輩所記念。
前の者のことは覚えられることがない、また、きたるべき後の者のことも、後に起る者はこれを覚えることがない。
伝道者であるわたしはエルサレムで、イスラエルの王であった。
13 我曾專心用智慧考查研究過天下所發生的一切;--這實在是天主賜與人類的一項艱辛的工作。
わたしは心をつくし、知恵を用いて、天が下に行われるすべてのことを尋ね、また調べた。これは神が、人の子らに与えて、ほねおらせられる苦しい仕事である。
14 我觀察了在太陽下所發生的一切:看,都是空虛,都是追風。
わたしは日の下で人が行うすべてのわざを見たが、みな空であって風を捕えるようである。
15 彎曲的,不能使之正直,虧缺的,實在不可勝數。
曲ったものは、まっすぐにすることができない、欠けたものは数えることができない。
16 我心裏自語說:「看,我獲得了又大又多的智慧,勝過了所有在我以前住在耶路撒冷的人,我的心獲得了許多智慧和學問。」
わたしは心の中に語って言った、「わたしは、わたしより先にエルサレムを治めたすべての者にまさって、多くの知恵を得た。わたしの心は知恵と知識を多く得た」。
17 我再專心研究智慧和學問,愚昧和狂妄,我纔發覺:連這項工作也是追風。
わたしは心をつくして知恵を知り、また狂気と愚痴とを知ろうとしたが、これもまた風を捕えるようなものであると悟った。
18 因為,智慧愈多,煩惱愈多;學問越廣,憂慮越深。
それは知恵が多ければ悩みが多く、知識を増す者は憂いを増すからである。