< 箴言 15 >
智慧ある者の舌は知識を善きものとおもはしめ 愚なる者の口はおろかをはく
4 撫慰的言辭,有如生命樹;刻薄的言語,能刺傷人心。
温柔き舌は生命の樹なり 悸れる舌は霊塊を傷ましむ
5 愚蠢的人,輕視父親的管教;遵守規勸的,為人必精明。
愚なる者はその父の訓をかろんず 誡命をまもる者は賢者なり
義者の家には多くの資財あり 惡者の利潤には擾累あり
智者のくちびるは知識をひろむ 愚なる者の心は定りなし
惡者の祭物はヱホバに憎まれ 直き人の祈は彼に悦ばる
惡者の道はヱホバに憎まれ 正義をもとむる者は彼に愛せらる
10 離棄正道的,必遭嚴罰;憎恨規勸的,只有死亡。
道をはなるる者には厳しき懲治あり 譴責を惡む者は死ぬべし
11 陰府和冥域,都明擺在上主面前,何況世人的心懷! (Sheol )
陰府と況淪とはヱホバの目の前にあり 況て人の心をや (Sheol )
嘲笑昔は誡めらるることを好まず また智慧ある者に近づかず
13 心中愉快,使面容煥發;心中悲傷,精神即頹喪。
心に喜樂あれば顔色よろこばし 心に憂苦あれば氣ふさぐ
14 明達人的心,尋求智識;愚昧人的口,飽食昏愚。
哲者のこころは知識をたづね 愚なる者の口は愚をくらふ
15 心情憂傷的,日日困坐愁城;心胸暢快的,時時如享喜宴。
艱難者の日はことごとく惡く 心の懽べる者は恒に酒宴にあり
16 少有財寶而敬畏上主,勝於富有財寶而諸多煩惱。
すこしの物を有てヱホバを畏るるは多の寳をもちて擾煩あるに愈る
蔬菜をくらひて互に愛するは肥たる牛を食ひて互に恨むるに愈る
18 易怒的人,常引起爭端;含忍的人,卻平息爭論。
憤ほり易きものは争端をおこし 怒をおそくする者は争端をとどむ
19 懶惰人的道路,有如荊棘籬笆;正直人的行徑,卻是康莊大道。
惰者の道は棘の底に似たり 直者の途は平坦なり
20 智慧的兒子,是父親的喜樂;只有愚昧人,輕視自己的母親。
智慧ある子は父をよろこばせ 愚なる人はその母をかろんず
21 無知的人,以愚昧為樂;明智的人,卻直道而行。
無知なる者は愚なる事をよろこび 哲者はその途を直くす
22 缺乏考慮,計劃必要失敗;謀士眾多,策略方克有成。
相議ることあらざれば謀計やぶる 議者おほければ謀計かならず成る
人はその口の答によりて喜樂をう 言語を出して時に適ふはいかに善らずや
24 生命之路使明智人向上,為此他能避免向下的陰府。 (Sheol )
哲人の途は生命の路にして上へ昇りゆく これ下にあるところの陰府を離れんが爲なり (Sheol )
25 上主將拆毀驕傲人的房屋,卻要堅定寡婦的地界。
ヱホバはたかぶる者の家をほろぼし 寡婦の地界をさだめたまふ
26 邪惡的陰謀,為上主所憎惡;溫良的言語,卻為他所喜悅。
あしき謀計はヱホバに憎まれ 温柔き言は潔白し
27 貪求財貨的,困擾自己的家庭;憎惡饋贈的,生活必能安定。
不義の利をむさぼる者はその家をわづらはせ 賄賂をにくむ者は活ながらふべし
28 義人的心,只默思善事;惡人的口,只吐露惡語。
義者の心は答ふべきことを考へ 惡者の口は惡を吐く
30 晶瑩的目光,使人心曠神怡;美好的訊息,使人筋骨壯健。
目の光は心をよろこばせ 好音信は骨をうるほす
31 喜聽有益生命勸戒的人,必得列於智慧人的中間。
生命の誡命をきくところの耳は智慧ある者の中間に駐まる
32 避免教導的,是作賤自己;聽從規勸的,必獲得機智。
教をすつる者は自己の生命をかろんずるなり 懲治をきく者は聡明を得
33 敬畏上主,是智慧的導師;謙卑自下,是榮耀的先聲。
ヱホバを畏るることは智慧の訓なり 謙遜は尊貴に先だつ